名刺の山を、商談に変えるプロへ。

マーケティングの専門知識がなくても大丈夫。このページの順番どおりにアプリを操作していけば、リードナーチャリング(見込み客を温めて商談につなげる技術)が身につくように作られています。

📇 集める名刺・CSVでリード登録。「いつどこで会ったか」も記録(法令の土台)
💌 温めるAIが相手に合わせたメールを下書き。人が承認して段階的に配信
🌡 見極める開封・クリック・返信をスコア化。温度の上がった人を見逃さない
🤝 商談へホットリードに人が直接アプローチ。機械は下ごしらえ、勝負は人
⚖️ 法令(守り)配信停止導線・送信者表示・取得経路の記録。このシステムは自動で守らせてくれるが、「なぜ必要か」を知ると判断に迷わなくなる。
📬 到達性(届く力)迷惑メール扱いされたら試合終了。頻度上限・リスト衛生・ドメイン認証で「届く送信者」であり続ける。
🤝 信頼(読まれる力)売り込みより先に役立つ情報を。挨拶→課題→事例→提案の順番には理由がある。

レベル別カリキュラム

HubSpot Academy等で使われる「レベル別学習パス(初級→中級→上級)」の形式です。各レベルにゴール・実践ステップ・クリア条件があります。アプリのシンプルモードがLV1〜2、エキスパートモードがLV3〜4に対応します。

LV1 入門

はじめての配信 — まず1通、正しく送る

所要: 約30分/使うモード: シンプル
ゴール: 名刺リードに、法令要件を満たしたフォローメールを1通送れる。
  1. 商材KBに自社サービスの説明・価格・実績を登録するなぜ: AIはここに書いたことしかメールに書けない仕組み(嘘を書かせないため)。生成の質はKBで決まる
  2. CSVインポートで名刺リードを登録。取得経路(いつ・どのイベント)を必ず入力なぜ: 名刺交換は特定電子メール法の「オプトイン例外」。その証拠として取得経路の記録が必要
  3. テンプレートから目的に近いものを選ぶ(迷ったら「名刺交換後の標準4通」)なぜ: 挨拶→課題→事例→提案の順番は信頼構築の定石。各ステップの「なぜ」も画面で読める
  4. シナリオにリードを投入して「有効化」するなぜ: 有効化すると送信予定の72時間前に、AIの下書きジョブが自動で作られる
  5. Claude Codeで /afb-generate-batch を実行してAIに書かせる(手順
  6. 承認キューで内容を確認して承認→送信なぜ: 承認しない限り1通も送信されない。フッター(配信停止・会社表示)は自動挿入なので本文だけ見ればよい
  7. ダッシュボードの「B-009 集計」ボタンを押すなぜ: 送信数・開封数などの数字は集計バッチで反映される(cron自動化するまでは手動でOK)

クリア条件: ダッシュボードの「送信数」が1以上になる。

LV2 基礎

反応を読む — 相手の温度を感じ取る

所要: 配信開始から1〜2週間/使うモード: シンプル
ゴール: 誰が興味を持っているかをデータで判断し、返信には即対応できる。
  1. 実績で送信・開封・クリックの数字を週1回見る習慣をつけるなぜ: 数字は「相手の集合的な返事」。眺めるだけでも感覚が育つ(目安は下のKPI表)
  2. リード一覧の「履歴」で個人の動きを見る(開封→クリック→サイト閲覧は温度上昇のサイン)
  3. 返信が来たら「返信済み」を押すなぜ: 会話が始まった人に自動メールを送り続けるのは失礼。ボタン1つで全シナリオから離脱する
  4. 配信停止の依頼は何もしなくていいことを理解するなぜ: メール内リンクで即時・自動処理され、サプレッションリストで再送信も物理的に不可能になる

クリア条件: 開封またはクリックが発生し、「履歴」でその動きを確認できた。

LV3 応用

改善する — 数字を動かす打ち手を覚える

所要: 配信2〜4週目以降/使うモード: エキスパート
ゴール: KPIを目安と比べ、弱い指標に正しい打ち手を選べる。
  1. 右上の「モード切替」でエキスパートモードにするなぜ: セグメント・スコア・バリアントなど改善系の道具が開放される
  2. セグメントでリードにタグを付け、相手のタイプ別に管理する(例: 決裁者/現場、業界別)
  3. シナリオ編集のバリアント生成でA/B比較→一括承認なぜ: 「どちらの書き方が刺さるか」は考えるより試すほうが早い。件名テストは開封率改善の第一手
  4. スコアを見て、ホットリード🔥から順に個別アプローチするなぜ: 全員に平等はプロの動きではない。温度の高い順が鉄則
  5. 定常配信で、タグで絞った相手にテーマを決めて定期一斉送信する(月次ニュースレター等)なぜ: シナリオ(相手ごとの段階配信)とは別に、全体へ継続的に接触し続けると「思い出してもらえる」。②の送り方を使い分けるのがプロ
  6. 下のKPI診断表で弱い指標→打ち手を選ぶサイクルを月1で回す

クリア条件: バリアントA/Bを1回試し、KPIを目安と比較して打ち手を1つ実行した。

LV4 プロ

プロの運用 — 届く力とリストを資産にする

所要: 運用2〜3ヶ月目以降/使うモード: エキスパート
ゴール: 到達性・リスト衛生・コストを自分で管理し、眠った名刺も資産に変えられる。
  1. ドメイン移行で独自ドメイン+SPF/DKIM/DMARCを設定なぜ: 「届く力」は送信ドメインの信用で決まる。プロは認証設定を人任せにしない
  2. ウォームアップ(少量から徐々に増やす送信計画)を守るなぜ: 新しいドメインから急に大量送信すると迷惑メール判定される。※計画の設定は現在管理者作業(専用画面は今後提供)
  3. 「休眠リード掘り起こし」「失注リサイクル」テンプレートで眠った名刺を再活性化なぜ: 新規獲得の5倍難しいのが新規。既存リストは眠っていても資産
  4. 生成/コストで費用対効果を監視し、コスト上限を運用する
  5. 監査ログと法令3点セット(配信停止導線・送信者表示・取得経路記録)を説明できるようになるなぜ: 顧客や上司に「これは合法か」と聞かれて即答できるのがプロ

クリア条件: 独自ドメインで送信し、バウンス率2%未満・苦情ゼロを1ヶ月維持した。


KPIの目安と改善の打ち手

B2Bメールの一般的な目安です(業界・リストの質で変わるため、一番大事なのは自社の先週との比較)。実績画面の数字をこの表と見比べてください。

指標目安(B2B)低いときの打ち手(優先順)
開封率20〜30%①件名を短く具体的に(A/Bテスト) ②送信者名を「会社名+個人名」に ③送信時間帯(平日午前)を変える
クリック率2%前後①CTA(リンク)を1通に1つへ絞る ②セグメントを分けて内容を相手に寄せる ③リンクの位置を本文前半へ
返信率—(B2Bでは最重要級)①質問で終える文面にする ②売り込みでなく「役立ち」を先に ③Reply-Toを個人アドレスに
バウンス率2%未満①古いリストを整理(リスト衛生) ②ドメイン認証(SPF/DKIM/DMARC) ③ウォームアップを守る
配信停止率0.5%未満①頻度を落とす(月4通上限は既定で守られる) ②セグメントを見直す ③「誰に何を約束したメールか」を件名で明確に
開封率は計測技術の限界で絶対値がブレます。他社比較ではなく、自社の推移とA/Bテストの相対比較に使うのがプロの流儀です。

用語集

リード
名刺交換などで接点ができた見込み客のこと。
ナーチャリング
リードを「温める」こと。役立つ情報を段階的に届け、商談できる状態に育てる。
シナリオ
いつ・どの段階の文面を送るかの設計図。ステップメールとも呼ぶ。相手ごとに挨拶→課題→事例→提案と段階的に送る。
定常配信 / ニュースレター
タグで絞った相手に、テーマを決めて定期的に一斉送信する送り方(月1回のお知らせ等)。シナリオ=相手ごとの段階配信、定常配信=全体への継続接触、と2つの送り方を使い分ける。生成→承認→送信は共通。
ステージ
文面の段階。挨拶→課題→事例→提案(オファー)の4種類。
商材KB
AIが文面を書くときの唯一の情報源。ここに無いことは書かれない。
承認キュー
AIの下書きを人がチェックする場所。承認しない限り送信されない。
スコア / ホットリード
役職(属性)+開封・クリック(行動)で温度を点数化。既定50点以上=ホットリード=今すぐ人が動く相手。
セグメント
タグでリードをグループ分けすること。内容を相手に寄せる基本技。
サプレッション
配信してはいけない宛先のリスト(停止依頼・バウンス・苦情)。二度と送られない。
バウンス
宛先不明などで届かなかったメール。多いと送信者の信用が下がる。
SPF/DKIM/DMARC
「本物の送信者です」と証明するDNS設定。届く力の土台。
KYC / 表示義務
送信者の法人名・住所・連絡先の登録と表示。特定電子メール法の義務で、全メールに自動挿入される。
ウォームアップ
新しい送信ドメインを少量から徐々に慣らす運用。急な大量送信は迷惑メール行き。
オプトアウト
受信者による配信停止。メール内リンクからワンクリック・即時で処理される。